MetaTraderでFX自動売買研究所
FX自動売買システムトレードを行う方法を解説
1. Expert Advisorとは
1. Expert Advisorとは
MetaTrader 4では、1つのチャートをコンピュータが自動的に分析し、その結果に基づいて自動的に売買を続けるExpert Advisorという機能が提供されています。 Expert Advisorを使うと、たとえば以下のような事が自動で行えます。
- USD/JPYの日足チャートにおいて、
- USDが直前10日間の高値を上回ったら、ロングに1ポジション取るとともに、ショートポジションを決済
- USDが直前10日間の安値を下回ったら、ショートに1ポジション取るとともに、ロングポジションを決済
上の例は非常に簡単なものですが、こういったルールを組み合わせることで、自分だけの「投資ロボット」を作成することができます。
2. プログラム制作(トレードルール作成)手順
実際に自分でプログラムを制作する際は、こんな手順で行うことが多いです。
- まずは売買ルールを考える
「○○日続いてある方向に動いたら、その方向に注文を出す」など、売買のルールを自分で決めます。 - 売買ルールをプログラムにする
実際のプログラミング言語で、売買ルールを表現します。 - バックテスト
過去のデータを使って、出来上がったプログラムをテストしてみます。 - 実際の運用
実際に自分の資金を、プログラムを使って運用します。
この中で特に重要なのは、3のバックテストです。
過去のデータが、将来の価格変動と同じ傾向を持っていることは、前提としてよいと思います。
たとえば、サポートラインを下回ったとき、下降トレンドに入りやすい、といった特性は、普遍的だと考えられます。
つまり、過去いい成績を残したプログラムは、将来もいい成績を残す(=儲かる)可能性が高いということになります。
もちろん、オーバーフィッティング等の可能性には、常に留意する必要があります。